2009/11/21

彼女について私が知っている二、三の事柄 その1

彼女(ウオッカ)について私が知っている二、三の事柄 その1
【真面目に考えてみました】編

マイルCSをスルーして、JCの予想をスタートしてしまいます。

大層なタイトルを付けてしまいましたが、中身はホント、大したことありませんので(笑)。

ウオッカの近走(とダービー)の、レース全後半のラップと、着順を一覧にしてみますと、見事にペースと成績が相関しているのに気がつきます。

左から、年度、レース名、勝ち時計、前後半タイム、(前-後)、勝馬、(ウオッカ着順)

08 VM 1:33.7 47.9-45.8(+2.1) エイジアンウインズ (2着)
08安田 1:32.7 46.2-46.5(-0.3) ウオッカ
09毎日 1:44.6 53.5-51.1(+2.4) スーパーホーネット (2着)
08天秋 1:57.2 58.7-58.5(+0.2) ウオッカ
08 JC  2:25.5 74.6-70.9(+3.7) スクリーンヒーロー (3着)
09 VM 1:32.4 46.7-45.7(+1.0) ウオッカ
09安田 1:33.5 45.3-48.2(-2.9) ウオッカ
09毎日 1:45.3 54.0-51.3(+2.7) カンパニー (2着)
09天秋 1:57.2 59.8-57.4(+2.4) カンパニー (3着)

07優駿 2:24.5  72.6-71.9 (+0.7) ウオッカ
 
これを前・後傾の差でソートし直してみると…

09安田 (-2.9)   1着
08安田 (-0.3)   1着
08天秋 (+0.2)   1着
07優駿 (+0.7)   1着
09 VM (+1.0)   1着

08 VM (+2.1)  2着
09毎王 (+2.4)   2着
09天秋 (+2.4)   3着
09毎日 (+2.7)   2着
08 JC  (+3.7)   3着

表で分かりますように、レースの全後半で、前半が早い前傾ラップの時と前後半1.0秒以内のイーブンペースでは1着。そして後半が2秒以上早い後傾ラップになりますと、結果が出ていないのは顕著です。結果が出ないと言っても、全て2・3着以内なのですから、凄いことなのですが…スローペースでの上がりの競馬になると、牡馬との追い比べでひけを取ってしまうということでしょうか?(08VMは牝馬ですが…)

では今年のJCはどのケースに当てはまるのか?を想定すれば、ウオッカが好走するか否か?のひとつの回答が出ることになります。まあそう単純でも無いかと思いますが…ひとつの考え方としてお付き合いいただければと…

では、続きまして、近年のJCの前後半のラップを書き出してみると…

07 JC 2:24.7  72.8-71.9 (+0.9) アドマイヤムーン (ウオッカ 4着)
06 JC 2:25.1  73.8-71.3 (+2.5) ディープインパクト
05 JC 2:22.1  70.2-71.9 (-1.7) アルカセット

と、各年でイーブンだったり、前傾だったり、後傾だったり…ペースは一定していません。
07年のJCは、ネヴァブション(1-1-1-1)とコスモバルク(2-2-2-2)がうまく折り合って中間ペース。ちなみにこの時ウオッカは4着(成績が安定していない時期でしたので、一覧からは外しました)。06年はコスモバルクがスローペースで先行。この年はディープインパクトの出走もあって、11頭立てと少頭数だったのもその要因かと…逆に05年は極端な前傾ペース。これを演出したのはタップダンスシチーの1000m58.3秒、2000m通過が1分57.7秒の猛ラップ。これは確か当時の東京2000mのレコードタイムに該当する猛時計だったと…

では今年はどうなるのでしょう?キーとなるのはリーチザクラウンか?それともエイシンデピュティ、はたまたコスモバルク?ここでペースのカギを握るのは、実はコスモバルクではないかと思います。

今回のJCは、天皇賞・春の勝馬マイネルキッツ、来年度からビッグレッドファームで種牡馬供用されるコンデュイット、そしてこのコスモバルクと、岡田総帥実質3頭出しとなります。さすがにコスモバルクは期待薄でしょうが、実はこの馬には重要な役割がありそうです。

コンデュイットのレースVTRをいくつか見ましたが、どうやらこの馬は後方から徐々にポジションを上げて、長くしっかりした脚を使いロングスパートをかけるタイプのようです。マイネルキッツもそこまで極端ではありませんが、徐々に捲り上げていくタイプ。でこの2頭にJC制覇の夢をかける岡田総帥は、その先導役をコスモバルクに託すのではないかと思うのです。まあ、早く言えばペースメーカー役をまかせると…

そう考える根拠のひとつに、今年の宝塚記念におけるコスモバルクのレースぶりがあげられます。
マイネルキッツが天皇賞・春を勝った後の宝塚記念、コスモバルクは[1-1-1-2]と逃げましたが(結果は13着)、この時の1000m通過タイムは59.0秒。コスモバルクは4~8歳時に、08年を除いて過去4回宝塚記念に出走していますが、今回同様に逃げたのは、4歳時[1-1-1-2]の時以来のこと。この時は59.9秒でしたので、今回はそれを上回るペースで走ったことになります。これは06年の京都開催を除く99-09年の10回で3番目に早いラップタイム。結局マイネルキッツのアシストにはならず、ドリームジャーニーに上手くはまってしまいましたが。

前年の3歳時に活躍したその勢いで迎えた充実の4歳時よりも、精彩を欠き、ズブくなってもいる8歳時の方が1秒近く早いラップで走るということは、何かの意図が働いていると思う方が普通かと思われます。あの宝塚記念は、「マイネルキッツもう一丁」のためのアシストで、今回のJCでは、さらにコンデュイットも加わるのですから。これはもう「決まり」だと思います。あとはその脚がまだ残っているか?が問題なのですが。

ということでバルクがチームプレイでガンガン行っちゃって、それに戸崎エイシンも続く、それで武豊リーチがダービーの時みたいに前を見ながらの展開となれば…昨年のような極端なスローペースにはならず、平均以上のペースは保証されたのではと考えます。

そうなると…ウオッカにとっては願ったりかなったりの展開となりそうです。展開面では、少なくともウオッカに不利な状況とはならないでしょう。理想は中団内ラチ沿い、昨年は掛かって、行きたがっていたのにあれだけ粘れたのだから、ルメール騎手が上手く折り合いをつけられれば、勝機は充分にあると思います。

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2009/11/20

競馬の終わり

時々コメントを送っていただく読者のgachalingoさんが推薦されていた、杉山俊彦「競馬の終わり」を読み始めました。

Keiba_no_owari

発行元の内容紹介より
22世紀初頭、環境破壊によって大国は経済破綻し、日本とロシアを除く欧米と中国はその軍事力をも失っていた。ロシアは経済力のみの日本に侵攻、占拠していた。欧米の競馬産業は災害の結果衰退したが、日本の競馬はロシアによる侵攻中も続けられ、人気を博していた。一方、腹脳という人工頭脳の企業連合体である腹推会は、人間のサイボーグ化の足がかりとしてサラブレッドのサイボーグ化を働きかけるのだが……。
競馬の競技並びに業界全体のゆくすえを、独特のシニカルなタッチで活写する、注目作。第10回日本SF新人賞受賞作品。

最近はあまりSFは読んでいないし、読むとしても「古典」の再読が多いので…でも競馬とSFがクロスしているというだけでも、これには心惹かれるものがありますね~読後にまた感想をアップすることに。

読み終わっていませんので、何ともいえませんが…読む前から気になった、奥付の発行日は10月31日。本年度JRA馬事文化賞の対象期間の最終日となっています。石川喬司委員は推薦するのかな?タイトルがタイトルなだけに、JRA側の印象は悪いかと思われますが…

しかし、競馬の終わりに流れる音楽は、一体どんなものなのだろう…

※今週のマイルCS、Quinaはどうもノリが悪くて、殆んど何も考えませんでした。よって予想はスルー…カンパニーさん、どうぞ勝ってください(笑)。
ということで翌週のJCからまた頑張ります。早速明日からフライングぎみのエントリーをアップの予定。息切れになりそうですが(笑)。

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2009/11/19

モスクワのラバ (QuenのMCS予想)

このところお酒についてのエントリーが続いていますので、その流れで…

モスコミュール(Moscow Mule)というカクテル、ご存知の方も多いかと。ウオッカとライムジュースとジンジャエール(ジンジャービアー)で作るこのカクテルは、その名前を直訳すると…「モスクワの騾馬(ラバ)」となります。オリジナルは1946年、ロサンゼルスはハリウッドのサンセット大通りの英国風レストラン「コックンブル」(Cock'n' Bull)の経営者ジャック・モーガン氏によって考案されました。

Moscow
「モスコミュール」 正式なスタイルは、このように銅製のマグカップで供されます。

騾馬は、牡のロバと牝馬をかけて産まれた混血種。ちなみに逆の組合せは「ケッテイ」と呼ばれています。それでこのラバは、身体が丈夫で粗食に強く、性格も従順なので、荷役動物としてとても重宝されました。西部開拓期のアメリカでは幌馬車の引き手として活躍したとのことです。

「モスクワのラバ」のモスクワは、ウオッカベースからでしょう。ラバは、とても後ろ足のキック力が強いということで、飲んだ後にガツンと酔いが回ってくることの比喩として使われたのが、このカクテルの由来だと言われています。言われていますが…どうも1946年のアメリカで、たとえベースにウオッカを使っていても、「モスクワのラバ」という名前を「良い」意味で使っているとは思えないところも…

ラバは、家畜としては優秀なのですが、その従順さゆえに、「愚直」な生き物として揶揄される対象だったかもしれません。生殖能力を持たないということも、もしかするとそのひとつの理由だったのかもしれません。そんなラバを、飼い主は「ウチの●●(名前)の奴は、取り得なんて荷物を曳くことだけでさぁ~」などと言って、ちょっとバカにしたところもあったのかと思います。もちろんここでは親しみのニュアンスも織り込んでのものなのですが。

1946年の米ソの関係といえば、第2次大戦終結後から始まる「冷戦」構造の端緒となった時期ですので、アメリカ国民の気持ちの中にも、「あのロシア野郎」みたいな対抗意識が芽生えてきたのではないかと思われます。それでロシア人を後ろ蹴りの強いだけが取り得のラバ扱いにして、ついでに飲み干してしまえ!といった暗喩的な意味も込めて、スラングとしてネーミングしたのではないでしょうか?というのが僕の見解なのですが…どうなのでしょうね。「見解」って…マイルCSはどうした!と言われそうですね。

さてそこで別人格Quenの出番(笑)。こうなりゃここ最近のブログの流れに任せて、酒シリーズでJCまで突っ走るようです…先週のエリザベス女王杯が「クィーンスプマンテ」、マイルCSの翌週は「ウオッカ」の出走するJC…となれば間のマイルCSは、「酒」にまつわる馬名を見つけりゃいいじゃん…と。おいおい、殆んど思考していないぞ(笑)。

そこでピックアップされたのは、「アブソリュート」。英語で「完全な」「絶対な」という形容詞を意味する「Absolute」が馬名の由来となりますが、末尾の「e」が無い「Absolut」という名前のスウェーデン産ウオッカがあります。スウェーデン語で「Absolut」は、英語と同義なので、ここでこの馬名は無理やりウオッカの銘柄にしてしまいましょう。

ということで、QuenのマイルCS予想、指名馬は「アブソリュート」。途中から乗る形となりますが、「クィーンスプマンテ」→「アブソリュート」→「ウオッカ」と酒つながりで狙います。こうなったら、「アブソリュート」→「ウオッカ」と単勝のデイリーダブルならぬGⅠダブルで転がします。

最初の1週で終わらなければ良いのですが…

Absolutely_free

本日のBGMは、Frank Zappa&The Mothers of Inventionの“Absolutely Free”(1967)。ザッパのイマジネーションの洪水に酩酊できます。

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2009/11/18

「馬の首」あれこれ

先日のカクテルの話の続き…

好きなカクテルに、“ホーセズネック”があります。ブランデー(ウイスキー)に、ジンジャエールを加え、らせん状に剥いたレモンの皮の一端を グラス の縁にかけて、内側にくるくると巻き込むと出来上がり。「馬の首」が入っていないものは、“ブランデー・ジンジャー”という実も蓋もない名前のカクテルですが、ひと工夫(でも結構面倒くさい…)するとこのような見た目にも楽しいカクテルとなります。

Horses_neck

このカクテル、結構歴史は長いようで、欧米では昔から、祝祭の時にレモンの皮をらせん状に剥いて、お祭の主役であった馬の首に見立ててカクテルやパンチを作り、楽しんだことからその名前がついたと言われています。リンゴで作るうさぎや、タコウインナーみたいなものか(違うか…)。

また、一説によると、アメリカの第26代大統領セオドア・ルーズベルト(1858年10月27日 - 1919年1月6日)が馬に乗って遠出をする際、愛馬の首をなでながらこのカクテルを飲んだので、“ホーセズネック”と呼ばれるようになったとも言われています。このお方はあの“テディ・ベア”の名前の由来となったエピソードをお持ちの方ですので、動物にまつわる逸話が沢山あるのかもしれません。もっとも“テディ・ベア”のエピソードは真実ですが、馬の方は…どうなんでしょうね。

ほの暗いバーのカウンターの上で、グラスにキレイに飾られた馬の首を眺めていると、冬の夜空を彩る、「馬頭星雲」を思い出します。天体ファンにはおなじみの「オリオン座」。白く輝くリゲル(源氏星)と赤く輝くペテルギウス(平家星)との間にある「三ツ星」のすぐ下にある暗黒星雲「馬頭星雲」は、「馬の首星雲」とも呼ばれています。僕たちの世代ですと、ここを舞台にした筒井康隆氏の「馬の首風雲録」を連想したりも。もっともこの小説、主人公は「犬」でしたが…

Horse_head

源氏星と平家星が三連星を間において相対し、そこに馬がいる…なんて壮大な宇宙のなかで繰り広げられる影絵遊びのようですね。(このあたり「ジェットストリーム」の城達也さんの気分で自己陶酔してしまっています。ハハ…)

ここから話は拡散していきますが…馬の首と言えば、映画好きにとっては忘れられないのが、「ゴッドファーザー」(PART 1)と「ブリキの太鼓」の有名なシーン。「ゴッドファーザー」のシークエンスは、フランク・シナトラが関与した実在の話を元にしていました。撮影にあたっては、実際に馬の生首を使ったそうで、当時はいろいろと物議を醸しましたのを覚えています。

Horsehead
こんなパロディー・グッズも…通販で買えるそうです。

「ブリキの太鼓」については…ここでは書かないほうが良さそうです。僕はウナギがしばらく食べられませんでしたが…

ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼンドが書いた短編集のタイトルも「Horse's Neck」でした。邦題は「四重人格」ですが、アルバム「QUADROPHENIA」(邦題:四重人格)とは直接の関連性は見当たりません。

Yonjujinkaku

馬の首の話、いろいろありますね。「馬の首」「首なし馬」などの怪談・奇譚も古今東西にたくさんあるようですし。でも本日はこの辺で…

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2009/11/17

最近思ったこと…

その1

政府の行政刷新会議は××日、2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す事業仕分けの作業を都内の某体育館で行った…

REN 「国庫納付金が年々減少していますね…」
JRA 「はい……」
REN 「名ばかりの無駄なGⅠレースが多いのでは?」
JRA 「いや…それは…」 「盛り上げるためには仕方ないのです…」
REN 「ファンのニーズに応えていない、ゲストを呼んだりしてますね…」
JRA 「広告代理店が良い良いと言うものだから、つい…」
REN 「私みたいに、将来議員になれるようなゲストを呼んだらどうですか?」
         (未確認だが、この方はタレント時代に、ゲストとして来場したらしい…)
JRA 「???」(それはあまりにも一方的だ…)

以上、仮想のやりとりでした。イニシャルについては、実在する人物とは全く関係ありません…

事業仕分けの作業をニュースで見ていて、「こりゃ~単なるパフォーマンス」だなと(今さらながら)思ってしまいました。繰り返し報道されるのは、短い時間にカットされ編集された「ハイライトシーン」だけなので、全容は伝わってきませんが…

何か…対象に選ばれた時点で、予算から外されるのが規定路線となっているものを、あえて「公開処刑」している感じがしてなりません。1事業1時間の審議、そして多数決と、これじゃあ小中学校の学級会だよ~。



その2

かつて、サイレンススズカの鞍上だった某ジョッキーが、自身のブログでスズカへの想いを吐露しています。

この人、もしかしたら引退を決意したのかな(今年は12勝)。結構ぶっちゃけて語っています。しかしなぁ~こういうことは、鞭を置いてから話すことなんじゃないのかな?グリーンチャンネル「証言者」でのインタビューでも、同じことを思ったりしたものですが。

馬のため…みたいな書き方しているけど、矛盾だらけの言い訳に終始し、己を美化しているだけの、わけの分からない発言には、元々認めていなかったけど、さらに気分が悪くなりました。

あとさ…それほどまで想ったスズカとのレースならば、そのひとつひとつ距離くらいは覚えておけよ。
プリンシパルS2000mって?何それ?いつの話をしているの?それともゴーストに…

さすが神戸新聞杯で、意図的に敗退行為をやってしまった騎手だけのことはあります。

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