彼女について私が知っている二、三の事柄 その1
彼女(ウオッカ)について私が知っている二、三の事柄 その1
【真面目に考えてみました】編
マイルCSをスルーして、JCの予想をスタートしてしまいます。
大層なタイトルを付けてしまいましたが、中身はホント、大したことありませんので(笑)。
ウオッカの近走(とダービー)の、レース全後半のラップと、着順を一覧にしてみますと、見事にペースと成績が相関しているのに気がつきます。
左から、年度、レース名、勝ち時計、前後半タイム、(前-後)、勝馬、(ウオッカ着順)
08 VM 1:33.7 47.9-45.8(+2.1) エイジアンウインズ (2着)
08安田 1:32.7 46.2-46.5(-0.3) ウオッカ
09毎日 1:44.6 53.5-51.1(+2.4) スーパーホーネット (2着)
08天秋 1:57.2 58.7-58.5(+0.2) ウオッカ
08 JC 2:25.5 74.6-70.9(+3.7) スクリーンヒーロー (3着)
09 VM 1:32.4 46.7-45.7(+1.0) ウオッカ
09安田 1:33.5 45.3-48.2(-2.9) ウオッカ
09毎日 1:45.3 54.0-51.3(+2.7) カンパニー (2着)
09天秋 1:57.2 59.8-57.4(+2.4) カンパニー (3着)
07優駿 2:24.5 72.6-71.9 (+0.7) ウオッカ
これを前・後傾の差でソートし直してみると…
09安田 (-2.9) 1着
08安田 (-0.3) 1着
08天秋 (+0.2) 1着
07優駿 (+0.7) 1着
09 VM (+1.0) 1着
08 VM (+2.1) 2着
09毎王 (+2.4) 2着
09天秋 (+2.4) 3着
09毎日 (+2.7) 2着
08 JC (+3.7) 3着
表で分かりますように、レースの全後半で、前半が早い前傾ラップの時と前後半1.0秒以内のイーブンペースでは1着。そして後半が2秒以上早い後傾ラップになりますと、結果が出ていないのは顕著です。結果が出ないと言っても、全て2・3着以内なのですから、凄いことなのですが…スローペースでの上がりの競馬になると、牡馬との追い比べでひけを取ってしまうということでしょうか?(08VMは牝馬ですが…)
では今年のJCはどのケースに当てはまるのか?を想定すれば、ウオッカが好走するか否か?のひとつの回答が出ることになります。まあそう単純でも無いかと思いますが…ひとつの考え方としてお付き合いいただければと…
では、続きまして、近年のJCの前後半のラップを書き出してみると…
07 JC 2:24.7 72.8-71.9 (+0.9) アドマイヤムーン (ウオッカ 4着)
06 JC 2:25.1 73.8-71.3 (+2.5) ディープインパクト
05 JC 2:22.1 70.2-71.9 (-1.7) アルカセット
と、各年でイーブンだったり、前傾だったり、後傾だったり…ペースは一定していません。
07年のJCは、ネヴァブション(1-1-1-1)とコスモバルク(2-2-2-2)がうまく折り合って中間ペース。ちなみにこの時ウオッカは4着(成績が安定していない時期でしたので、一覧からは外しました)。06年はコスモバルクがスローペースで先行。この年はディープインパクトの出走もあって、11頭立てと少頭数だったのもその要因かと…逆に05年は極端な前傾ペース。これを演出したのはタップダンスシチーの1000m58.3秒、2000m通過が1分57.7秒の猛ラップ。これは確か当時の東京2000mのレコードタイムに該当する猛時計だったと…
では今年はどうなるのでしょう?キーとなるのはリーチザクラウンか?それともエイシンデピュティ、はたまたコスモバルク?ここでペースのカギを握るのは、実はコスモバルクではないかと思います。
今回のJCは、天皇賞・春の勝馬マイネルキッツ、来年度からビッグレッドファームで種牡馬供用されるコンデュイット、そしてこのコスモバルクと、岡田総帥実質3頭出しとなります。さすがにコスモバルクは期待薄でしょうが、実はこの馬には重要な役割がありそうです。
コンデュイットのレースVTRをいくつか見ましたが、どうやらこの馬は後方から徐々にポジションを上げて、長くしっかりした脚を使いロングスパートをかけるタイプのようです。マイネルキッツもそこまで極端ではありませんが、徐々に捲り上げていくタイプ。でこの2頭にJC制覇の夢をかける岡田総帥は、その先導役をコスモバルクに託すのではないかと思うのです。まあ、早く言えばペースメーカー役をまかせると…
そう考える根拠のひとつに、今年の宝塚記念におけるコスモバルクのレースぶりがあげられます。
マイネルキッツが天皇賞・春を勝った後の宝塚記念、コスモバルクは[1-1-1-2]と逃げましたが(結果は13着)、この時の1000m通過タイムは59.0秒。コスモバルクは4~8歳時に、08年を除いて過去4回宝塚記念に出走していますが、今回同様に逃げたのは、4歳時[1-1-1-2]の時以来のこと。この時は59.9秒でしたので、今回はそれを上回るペースで走ったことになります。これは06年の京都開催を除く99-09年の10回で3番目に早いラップタイム。結局マイネルキッツのアシストにはならず、ドリームジャーニーに上手くはまってしまいましたが。
前年の3歳時に活躍したその勢いで迎えた充実の4歳時よりも、精彩を欠き、ズブくなってもいる8歳時の方が1秒近く早いラップで走るということは、何かの意図が働いていると思う方が普通かと思われます。あの宝塚記念は、「マイネルキッツもう一丁」のためのアシストで、今回のJCでは、さらにコンデュイットも加わるのですから。これはもう「決まり」だと思います。あとはその脚がまだ残っているか?が問題なのですが。
ということでバルクがチームプレイでガンガン行っちゃって、それに戸崎エイシンも続く、それで武豊リーチがダービーの時みたいに前を見ながらの展開となれば…昨年のような極端なスローペースにはならず、平均以上のペースは保証されたのではと考えます。
そうなると…ウオッカにとっては願ったりかなったりの展開となりそうです。展開面では、少なくともウオッカに不利な状況とはならないでしょう。理想は中団内ラチ沿い、昨年は掛かって、行きたがっていたのにあれだけ粘れたのだから、ルメール騎手が上手く折り合いをつけられれば、勝機は充分にあると思います。








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